MDEL ULR-3




MDEL ENTERTAINMENTの若き社長、清水さんから、広島で行われるゼロハンカーレースに出場するためのクルマを設計して欲しいと依頼されました。清水さんのコンセプトに沿ってデザイン・設計したクルマが上の写 真の、MDEL ULR-3です。

エンジンはNSR50の2サイクル50cc、約90kgに仕上がったULR-3を充分に加速します。スクータの加速とほぼ同等です。前後の重量 配分がほぼ50/50に近いため、コーナリング特性が非常に素直。フラットダートでは思うがままのドリフトコントロールを楽しむことができます。

敏感なステアリングでノーズを振った後は、ステアリングは真っ直ぐのまま、スロットルで回転半径を自由にコントロールできます。良く調整されたレーシングカートに近いフィーリングです。

写真の状態のまま、つまりキャラメルタイヤのままで舗装でのテストドライブも行いましたが、自分の反射神経が付いていかないほど強烈に向きを変える回頭性の良さが非常に印象的でした。レーシングカートとさほど変わらない重量 ですから、当然かもしれません。



広島で行われている「手作りゼロハンカーレース」は、何と今年で第12回だとのこと。こんなにおもしろいレースが開催されていたことを今まで知りませんでした。今年は参加台数225台! とても大きな大会に成長しているのです。


スタート前のミーティング


練習走行風景

参加者はそれぞれ自力で製作したゼロハン(50cc)カーを持ち寄り、本来は運動公園である特設サーキットを駆けめぐります。1年かけて作ったクルマが必死で加速し、1コーナーへなだれ込み、クラッシュしたり転倒したり。やはりトップで立ち上がっていくクルマは誇らしく見えます。遊びとはいえどうしても熱が入っていきます。

会を重ねる事にレベルアップしたのは初めて見た私にも見て取ることができました。どう見てもギリギリの設計で、限界を超えているかと思えるスピードのままコーナーに進入するクルマたち。その中でクルマ、ドライブテクニックとも高いレベルにある者が優勝を手にしていました。



総合優勝の栄誉に輝いたカンバラさんのクルマ

わがULR-3はと言うと、エンジンチューニングを施していなかったため(皆さんカリカリチューニング!!)、スタートでの加速が多車と互角と言うわけには行かず、予選1ヒート第3レースの6台中、1コーナー進入時点で4位 、その後狭いS字コーナーですぐ前にいた2台が絡んだため減速、そのときにエンジンがストールしかかって、後ろの2台にも抜かれてしまいました。

ULR-3は何とかエンジンストールだけは回避することができ、諦めずに追いかけました。しかしわずか2週にも満たないスプリントレースのため、挽回は絶望的。しかしコーナリングに優れているULR-3は、その後1台を抜き、5位 でフィニッシュしました。


デジカメのシャッター速度が速いのでスピード感がありませんが、結構出てます


清水さんもコースを走るのはもちろん初めて。充分な結果 だと思っています。

第2ヒートに進むことができるのは上位2台。そしてクラスごとの決勝レース。さらに総合優勝をかけたレース。全てを3年連続して勝ち抜いたカンバラさんは、本当にすばらしいと思います。


コースも見た、レースの様子も分かった、さて来年は・・・?。


ULR-3と私です

 



転記・転載ご遠慮下さい。
ご意見、ご質問等は下記アドレスに送ってください。
info@plantr.com

["PLAN" The Room Virtual Office]