V.S.Monkey 北陸1300kmの旅!
あとじさん主催、「お猿さんとお散歩」参加を目標にして


 

1: 行くぞ!「お猿さんとお散歩」

モンキーの愛好家たちはなんだか雰囲気が違う。車でもそうなんだけど車の種類によってオーナーズクラブの雰囲気が違う。RX-7の走行会に行くとなんだか殺気だっているけど、ロードスターの走行会に行くとアベックがやたらに多い。あちこちで笑い声がする。初対面なのに妙に話が盛り上がっている。

モンキーもそんな楽しい雰囲気を持った人たちを集める。

あとじさんの「お猿さんとお散歩」のHPを見つけたとき、これはぜひ参加してみたいと思った。ところが富山県。ちょっと遠い。でもできたばかりのV.S.Monkeyで長距離を試走してみたかったので、思い切って参加することにした。

6月に最初に参加できそうな
チャンスがあったけど、V.S.Monkeyが組み上がっていなくて断念。7月20日にタイミングを合わせる。こちらは埼玉県の越谷市から出発することになったので、17号線を北上して新潟県まで行って、そこから8号線で富山県高岡市に向かう。距離は約600km2日で走る

新潟には私の実家がある。宿泊費を浮かすことと、たまには親に顔を見せることも含め、一見迂回路とも見えるルートを取った。しかし、
関東平野から富山県高岡市を直線的に結ぶ道路はないので、軽井沢を抜けていくか、白馬を北上して糸魚川から西へ向かうか、高山を通る山道を走るか、いずれにしても道は険しい三国越えにはなるものの走り慣れた17号線で山を越え、あとは海岸沿いの8号線を景色を見ながらのんびり走るのは実は一番安全なルートだと思った。

突貫工事で組み立てた
V.S.Monkey。しかし中古のパーツをかき集めて組んだので不具合が多い。ウインカーが点滅しない。ホーンも鳴らない。バッテリーがない。まあしかしこのくらいの問題なら出発直前にでも近くのバイク屋に行って解決できるだろうと思った。そこでそれ以外の、走行に影響することをチェックした。

エンジンは絶好調。キャブのセッティングもばっちり。この辺は問題なし。加速も十分だ。75ccボアアップして
黄色のナンバーを付けているので、動力に関しては問題なし。

ブレーキも大丈夫。前後ともDAYTONAのディスクに交換したら非常にソリッドなフィールで、制動力も非常に高い。Good。とくにV.S.Monkeyフロントディスクブレーキの相性がいいらしく、今まで味わったこともない減速感がある。これはホントにいい。リヤの当たりがまだ出ていないが走っているうちに解決する。

その他
ハンドル回りもサスも問題なし。しかし、ひとつだけ気になることがあった。中古で手に入れたリヤハブスプロケットを取り付けるためのタップがなめていたのだ。ハブはアルミ。少しでもなめかけたらもうおしまいなので、しかたなく標準のM8のところにM10のタップを立てた。

2本は標準の
M8のまま、1本だけM10のキャップボルトでスプロケットを取り付けた。しっかり締め付けトルクが発生したのでこれで走れると判断した。もちろん厳密に言えばウエイトバランスは狂っているし、3本のボルトにかかる負担は異なるのでうまい対処とはいえない
しかし走ることは走る。

7月18日出発の日だ。午後時、越谷の田中パイプの工場の一室からV.S.Monkeyを走らせた。出発前にゴタゴタして予定より時間も遅れている。急いでウインカーを修理しなければ。

一番近くの
レッドバロンで修理の依頼をする。V.S.Monkeyのフレームはレッドバロンで扱っているし、私のV.S.Monkeyは法規上の問題は無いのですぐに取りかかってくれると思っていたら、非常に渋っている。改造車の修理はしないそうで、担当者は
黄色のナンバーを確認して、改造した部分にはいっさい触らないということでようやくOKしてくれた。こちらとしてはバッテリーを購入して、そのついでにウインカーホーンの配線を確認してもらおうと思っただけなので、こんなに渋られるとは思わなかった。20分後、ようやく作業に取りかかってくれた。

まず
ウインカーのチェック。DAYTONAのバッテリーレッサーが付いていたのだが、右のウインカーはかすかに点滅しているのが見えるか見えないかくらいの光量 しかない。エンジンをふかしても変わらず。左はフロントが点滅するもののリヤは点灯しない。バッテリーを繋いでも同じ。かなりあれこれやっているうちにバルブのワット数に疑問があるとかで、半分以下のワット数バルブを取り付けた。するとレッドバロンのおにいさんの言うとおり、美しく点滅した。10Wが標準のところに23Wが付いていた。これではうまく動作しなくて当たりまえ。

しかし左は相変わらず
フロントしか点灯しない。これまたずいぶんとあれこれやってリヤバルブが切れていることがわかった。こともあろうに
取り替えた10Wバルブも切れていたのだ。

(そう、もしこのとき、取り替えたバルブすぐ切れたことに疑問を持っていれば、後に襲ってくるトラブルを回避できたかもしれないのだが・・・)

バッテリー¥7.800-。こんなに高かったっけ

ウインカーバルブオレンジのが無かったので、普通のバルブを入れて、マジックで、付いていたホワイトレンズの内側を塗った。見た感じは完璧。

ついでにエンジンオイルを交換してチェーンオイルを補給する。大サービスをしてもらって合計¥16.800

遅れに遅れて
午後4時30分、越谷を出発して17号線をめざす。妙に調子よく、6時30分には深谷にたどり着き、そこで夜間走行に備えるためにフューズビニールテープを買った。時間走ってノントラブルだったので、この調子ならこのまま夜間走行をしても大丈夫だと判断した。

私が買い物を終えて
V.S.Monkeyに戻ると、このR'sという店の店長らしき人が駐車場のV.S.Monkeyをながめていた。

「手、掛けてますねえ。」
「はあ、モンキーを改造したんです。」
「やあー、私が若い頃はこんなの売ってなかったなあ。」
「ええ、先月発売になったんです。」
「ほおー。」

かなり
興奮したご様子の紳士は私が各部の点検と増し締めをする間じゅう話していた。

その後非常に快調に走る
V.S.Monkeyは、夜間の走行にも全く不安がなかった。ごちゃごちゃの都市の国道の渋滞を横に見ながらブー、ビー、と姿の割にけたたましい排気音を響かせながら走った。高崎観音の前を通過した。レーザー光の帯が夜空を横切っている。前橋あたりから道路が空いてきて、走りやすくなる。電装系調子よく、ヘッドライトウインカーも充分な光量がある。



0: もくじ
1: 行くぞ!「お猿さんとお散歩」
2: トラブル続発!
3: でもめげないぞ
4: ついに「お散歩」
5: 雨にも負けず
6: 終着点
7: 軌跡



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