V.S.Monkey 北陸1300kmの旅!
あとじさん主催、「お猿さんとお散歩」参加を目標にして



3: でもめげないぞ

さて
7月19日

今日の予定を考える。思わぬ深夜の走行になったことで予定が狂ってしまった。本当は今日は朝から元気いっぱいで富山に向かって走って、現地で一泊するはずだったが、まずは修理。とにかく何とかしなければ

まず
スプロケット。こいつが止まらないとどうにもならない。バッテリーはその次だ。地元の車の修理工場でドリルタップを借りる。

新たに穴をあけて
タップを立てようとも思ったが、ボール盤がないので、ハンドドリルだけではやはりまともにはあけられない。断念。そこで標準のハブでは深さ20mm位しかないネジ穴を、さらに深く開けて、タップを奥まで立てることにした。

これなら現在
なめかかっている部分の奥には新しいタップが立つ。M8、M10ともきちんとタップが立てられた様子だ。試行錯誤して、ハンドドリルで作業したためこれだけの作業に1時間半ほどかかった。

工場の社長さんもずいぶんと
V.S.Monkeyが気になるようだった。

「やあ、自分で設計なさったですか。楽しみですねえ。」

しかし
ネジロックが入手できず。キャップナットは普通の六角ナットに交換した。よし、一応走るぞ。これでゆるみを確認しながら行けば、富山までは行ける。

昼食は久しぶりの田舎の友人と供にした。

寝不足だったため思いっきり昼寝。そして夕方タウンページバイク屋を探す。バッテリーあがりを解決するために、誰に聞いても一番怪しいと言われたレギュレーターを入手する方法を相談する。しかし連休なのでどこもだめ。何件か電話をするうちに中古パーツを扱っている店の店員さんが、それまで聞いた人たちを違ったことを話した。

バッテリー無くてもライト付くならレギュレーターは生きてるんじゃないですか。ヒューズどうなってますか。切れてませんか。」
「あ、
切れたことがありました。」
「まずそれ見た方がいいですね。」
「ひょっとして
ウインカーの配線がボディかなんかにリークしてヒューズが飛んだ可能性がありますね。」
「そうですね。」

ヒューズは出発前に交換したばかりだった。だから疑ってなかったけれど、ウインカーホーンの配線をやり直したのだからショートしたりしている可能性があるではないか。もしショートなどしていればヒューズは新品でもすぐ切れるのは当たり前。

それに・・。
レッドバロンで修理したとき、交換したばかりの10Wバルブが切れたのも、配線のどこかがリークしている可能性をほのめかしていたんだ・・。今になってみれば・・。

ハーネス
のつなぎ目を見直した。ビニールテープをほどいてギボシを見直す。ん? 怪しいところを発見した。ギボシの中身が触れ合った可能性があるところを発見した。ヒューズは、確かに飛んでいた。
丁寧に絶縁をやり直すビニールテープを丁寧に巻く。ヒューズを差し替える。お祈りをする。キーをONにする。やった! ヘッドライトがついた!

エンジン
を掛ける。ウインカーも正常に動作した。バッテリー生きている助かった¥7.800!

情報収集と修理に思いのほか時間を費やし、もう午後6時30分頃。

さっそく試走する。電装系は
ばっちりだ。しかしスプロケゆるむ。まあいい。締めながら走ろう。家にあるもので役に立つものを探した。水道のシールテープがあった。スプロケボルトぐるぐる巻いて無理矢理締め込む。多少効いているようだ。金属用のアロンアルファを買っておく。

さて、どんな
スケジュールで富山に行くか。

今から行くともし
トラブったばあいに夜が長い。暗闇で海岸沿いを走らなければならない。それよりも今のうちにできるだけ眠っておいて、未明に出発すれば、トラブっても待っていれば夜が明ける。明るくなってから海岸沿いを走ることができる。よし寝よう。

いつでもどこでも熟睡できるのは私の得意技だ。そうと決めたらがーがー寝る。

食事をして準備をして風呂に入って、不必要なものを置いて荷物を
ミニマムにする。
そして
7月20日午前1時30分、富山県高岡市をめざして出発した。

はじめのうちはおそるおそる少しずつ走る。
20kmほど走ってスプロケの増し締めをする。けっこう締まっている。水道テープが効いているのか。

昨夜、いよいよ明日に迫った
「散歩」に参加することを電話であとじさんに連絡したのだから、何がなんでもたどり着きたい。20km走っては増し締めするサイクルを守った。ま、この辺の道も知っているので不安はない。西山町、田中角栄の家が近いなあなどと思いながら走った。

午前
4時

日本海の海岸沿いを走っている。朝焼けで雲が真っ赤になっている。朝日がきれいだ。すごくきれいだ。海もきれいだ。空気もきれいだ。記念撮影をした。


朝焼けに浮かぶV.S.Monkeyのミラー(↑)   

 


夜明けの親不知海岸で朝からいちゃいちゃするアベックを見ているV.S.Monkey


親不知海岸をすぎたあたりを気分良く、
ちんたら走っていると、カコカコッという音がしたような気がした。ちょうど木琴を叩くような音。クランクケースあたりから聞こえたようだ。

これは
ひょっとすると重大な故障かもしれないと思った。広い駐車場で押してみた。ニュートラでは問題ないようだが、ギヤを入れてクラッチを握ったまま押すと、すごくぎくしゃくする。ギヤガチガチ当たっているようすだ。これは困ったギヤが欠けたのだろうか。もしそうだとすると治しようがないので、行けるところまで行くしかない。

スプロケ
の増し締めをして、さらなるちんたら運転を強いられたV.S.Monkeyは、こんこん木琴を叩きながら走った。名前を「こんきんかん号」にしようかと思った。それにしてもなんでこんなにトラブルが続くんだろう。

こんこん音はだんだん大きくなってくる。止まってからではシフトができなくなった。

午前
7時30分

もうすぐ
高岡だ。何とか集合時間に間に合いそうだ。とにかく集合場所を確認しよう。自由に運転できないので、南海部品高岡店を見つけるのに手間取った。

8時過ぎ、ようやく集合場所の南海部品高岡店を発見。これで最悪でも皆さんにV.S.Monkeyを見てもらうことだけはできそうだ。ほっとして一番近くの店を探す。すぐそばにマクドナルドを発見。朝御飯を食べる。マクドナルドコーヒーめちゃめちゃおいしく感じました。

店内から
V.S.Monkeyを見ていると、ホンダSM-Xに乗ってきたおじさんがV.S.Monkeyの隣に車を止めて、じっと見ている。下りて、ドアロックして、またじっと見ている。けっこうおかしい。

9時
すぎたのできんこんかん号は、あれ?、こんきんかん号だったっけ?、とにかくV.S.Monkeyは南海部品高岡店に向かった。すでに何台かのモンキーが到着していた。




0: もくじ
1: 行くぞ!「お猿さんとお散歩」
2: トラブル続発!
3: でもめげないぞ
4: ついに「お散歩」
5: 雨にも負けず
6: 終着点
7: 軌跡



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