ハブステアリング式
Hub-center Steering
ハブステアリング式あるいはハブセンターステアリング式とは、ハブ(軸受け部)の内部に2つのステアリングピボットを格納する構造であることを指し示す呼称.
左右対称の構造であるため左右の特性差は生じない.
しかしハブベアリングの直径が非常に大きくなるため発熱量が増加し、ハブベアリングを定期的に交換する必要があるなど、デメリットが多い.
最も大きなデメリットは、トレールを適正値にするためにはキャスター角を17度程度まで立たせる必要があり、逆にキャスター角を適正値に設定するとトレールが非常に大きくなってしまい、素直な操舵特性にセッティングできないことである.
フォーク式と比較して、ロワーピボットと車輪接地点間の距離が1/2以下になるため、ブレーキ時の変形は少ない.
bimota Tesi、Ner-a-cerに採用されているサスペンション形式はリーディングアーム型である.
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